Tableauで線が繋がらない原因7つ|時系列が途切れるときの直し方チェックリスト

Tableauの線が繋がらない/原因7つと直し方 実務で使うデータ・AIスキル

この記事でわかること

  • Tableauで線(折れ線)がつながらない原因を最短で切り分ける方法
  • 日付・欠損・粒度など、よくある7原因と直し方
  • “二度とハマらない”ための チェックリストと実務の注意点

結論:線がつながらないのは「データが無い」か「分割されている」か

Tableauで線が途切れるときは、原因はだいたいこの2つです。

  • その日付(軸)のデータ行が存在しない(=欠損で点がない)
  • 何かの次元で線が分割されている(色/詳細/フィルター/粒度)

まずは、下のチェックリストで“犯人”を特定しましょう。

イメージです。


まず確認:一発で切り分けるチェックリスト

現状可能性が高い原因最短の対処
特定の期間だけ線が「プツッ」と切れるその日付の行が存在しない(欠損)「欠損値を表示」or カレンダーテーブルで補完
日付を変えたら線が急に切れる/繋がる日付の不連続/連続の設定日付を「連続(緑)」へ
線がいくつにも分かれる/途切れる色/詳細に余計な次元が入っているマークカード(色/詳細)を整理
あるカテゴリだけ線が切れるフィルター・TopN・条件抽出フィルター条件を見直す
点はあるのに線が引かれないマークが「線」になっていないマークタイプを「線」に
月次では繋がるのに日次だと切れる粒度が細かすぎて欠損が目立つ粒度を上げる(週/月)or 補完
同じ日付が複数行でぐちゃつく粒度(ディメンション)が揃ってない集計粒度を揃える(LOD/集計)

原因1:日付が不連続になっている(青)→連続(緑)にする

直し方

  1. 列(Columns)の 日付ピルの色を確認
    • 青=不連続
    • 緑=連続
  2. 日付ピルを右クリック → 「連続」 を選択(緑にする)

コツ:時系列の折れ線は、まず「連続日付」にしてから調整するのが安全です。


原因2:その日付の「データ行が存在しない」(欠損)→“欠損を埋める”発想が必要

Tableauは基本、データが存在しない日付は点が描かれません。点が無いので線も途切れます。

直し方

  • 軸(日付)を右クリック → 「欠損値を表示(Show Missing Values)」

※効く/効かないがあります。効かない場合は、そもそもデータにその日付が無い=原因3の“カレンダー補完”が必要です。


原因3:カレンダーテーブルが無い → “日付の土台”を作る

「日次の売上」などでは“売上が0の日”がデータに存在しないことが多いです。

この場合、日付だけを全期間分持つテーブル(カレンダーテーブル)を用意して結合すると安定します。

直し方

  • カレンダーテーブル:2025/01/01〜2025/12/31 のように日付が連続で並ぶ
  • それに売上テーブルを LEFT JOIN(日付で結合)
  • 売上が無い日はNULLになるので、ZN([売上]) 等で0扱いにする

SQLで作れるならSQLで。難しければExcelで日付一覧を作るだけでもOKです。


原因4:色/詳細/パスのどれかで「線が分割」されている

線がつながらない原因として非常に多いのがこれです。

マークカードに余計な次元が入ると、Tableauは「別の線」として描きます。

チェック場所

  • マークカード
    • 色(Color)
    • 詳細(Detail)
    • パス(Path:入れているなら要注意)

直し方

  • いったん 色/詳細を全部外す → 線が繋がるか確認
  • 繋がったら、必要な次元を 1つずつ戻す

原因5:フィルター(期間/条件/TopN)が線を切っている

例えば、「直近30日」や「売上>0だけ」などの条件で、点が間引かれて線が途切れます。

直し方

  • フィルターを一時的に外して挙動を確認
  • 期間フィルタはできれば
    • “データソース側”で切るより
    • Tableau側で 相対日付(Relative Date) にすると検証しやすいです

原因6:粒度が細かすぎる(例:日次×店舗×商品)→まず粒度を揃える

「日付」以外の次元が多いほど、欠損が増え、線が切れやすくなります。

直し方

  1. まずは粒度を上げる:日次→週次/月次(検証用)
  2. それでも必要なら
    • 集計粒度を先に作る(SQLで集計、またはLODで固定)

実務では「どの粒度で報告するか」を先に決めないと、可視化が壊れがちです。


原因7:NULLや0の扱いで“点が出ていない”

売上がNULLのままだと、線が途切れやすいです(特に欠損が多いデータで顕在化)。

直し方

  • ZN([売上]) を使ってNULL→0扱い
  • ただし、0扱いが意味的に正しいかは注意(後述)

現場目線の注意点(落とし穴)

注意1:NULLを全部0にすると「本当はデータが無い」ことを隠す

欠損を0扱いにすると、分析上の意味が変わります。

「売上0」なのか「計測されていない」なのかは、用途に応じて分けましょう。

注意2:粒度が揃ってないまま可視化すると、原因切り分けが不可能になる

“つながらない”の前に、定義(粒度・指標)が揃っているかが本質です。

迷ったら、まずは 日付×1指標だけの最小構成で動作確認がおすすめです。


つまずいたときの最短手順

  1. 日付が連続(緑)か
  2. マークが「線」か
  3. 色/詳細を外しても切れるか(分割の切り分け)
  4. 欠損値を表示できるか
  5. カレンダーテーブル(または日付補完)が必要か
  6. フィルターで点を消していないか
  7. NULL/0の扱いは適切か

次に読む

Tableauの全体手順(データ接続〜ダッシュボード) → 【ステップ3】Tableau入門|ダッシュボードの作り方と基本手順(初心者向け)

学習の全体像(どこを学べばいいか) → 社会人のデータ分析ロードマップ|Excel→SQL→BI→Pythonで半年〜1年の全体像

実務で事故るポイントまとめ → データ分析の落とし穴7選|数字が合わない原因と対策(実務チェックリスト)

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