社内でBIツールを使うことになったが、TableauとPower BIのどちらにするか迷っている。比較記事を読むと機能の表が並んでいて、自分の職場に合うのがどちらか分からない。
自分が選ぶときに最初に見るのは、会社で使っている他ツールと費用です。この記事は、Tableauを中心に、Power BIも業務で使ったことがある自分の意見として書きます。
この記事でわかること
- ライセンス・動作PCの違いと、両方使ってわかった使い方の違い
- 自分が選ぶときの決め手3つ(会社の使用ツール・費用・使える人がいるか)
- 会社の環境に合わせて選ぶと、共有やほかのシステムとのつなぎで手戻りが減ること
TableauとPower BIの違い:アプリケーション・動作するPC・ライセンス
Power BI Desktopは無料でWindowsで動き、Tableau DesktopはWindowsとMacで動きます。
以下は、2026年10月に公式サイトで確認した内容です。金額は、公式サイトで確認してください。
| 項目 | Tableau | Power BI |
|---|---|---|
| アプリケーション | Tableau Desktop(有料のCreatorライセンスで使える) | Power BI Desktop(無料) |
| 動作するPC | Windows・Mac | Windows |
| 共有したものを見る人 | ライセンスが必要(Viewerなど) | 有料ライセンスが必要(契約によって例外あり) |
| ライセンスの種類 | 役割ごと(Creator・Explorer・Viewer) | 使う人ごと(Proなど) |
Tableauのライセンスは、役割ごとに分かれています。簡単に言うと、作る人がCreator、ブラウザで作ったり共同作業したりする人がExplorer、見て操作する人がViewerです。
Power BIは、作ったダッシュボードを共有するにも、共有されたものを見るにも、Proなどの有料ライセンスが必要です。会社の契約の種類によっては、有料ライセンスを持っていない人も見られることがあります。
Microsoft 365は、WordやExcelなどをまとめて使える会社向けのサービスです。その契約の種類の1つ「E5」には、Power BI Proが含まれています。
両方使ってわかった違い:わかりやすさ・調べやすさ・計算のやり方
同じダッシュボードを、TableauとPower BIの両方で作ったことがあります。ツールの使い方は違い、特に表計算のやり方がすごく違いました。
Tableauは直感的で、初めて可視化する人に良い
Tableauのほうが直感的で分かりやすいので、可視化を初めてやる人には良いです。
ただ多くの機能があるので、突き詰めてプロになろうとすると、結構大変なイメージです。
Tableauでダッシュボードを作る基本の手順は、次の記事にまとめています。
Tableauは、調べると解決する記事が見つかりやすい
Tableauはコミュニティの意識が強いので、わからないことがあっても調べたら、解決する記事などがヒットしやすいです。
Power BIは、Excelを少し分かっている人ならやりやすい
Power BIは、Excelを少し分かっている人なら関数が似ているので、かなりやりやすいです。追加で覚えるのは、DAX関数程度な気もします。
ちなみに自分は、最初DAX関数の書き方がよくわかりませんでした。
いちばん違うのは、表計算のやり方
たとえば前年比を作るとき、Tableauでは「表計算」という機能を使います。Power BIでは、DAXの式を書いて作ります。
選び方:会社の使用ツールと費用で選ぶ
自分がBIツールを選ぶ決め手は、会社の使用ツール・費用・使える人がいるかの3つです。
会社の使用ツールには、ほかのシステムとの連携も含みます。会社の使用ツールと費用は、ほぼ同列です。
使える人がいるかは、優先順位が3番目です。Tableauを使っている人がいればTableau、Power BIを使っている人がいればPower BIといったイメージです。
自分は、基本はTableauを使います。社内の環境がTableauであることが多いためです。一部のお客さんからPower BIの要求が来たときは、Power BIを使っていました。
会社の使用ツールと費用に関わるのが、共有先とライセンスです。共有先とライセンスは、ツールごとに別です。
Tableauは、Tableau ServerかTableau Cloudにダッシュボードを置いて共有します。Power BIは、Power BIのサービスに置いて共有します。
社内にすでにどちらかの共有先とライセンスがあれば、それを使えます。もう一方を選ぶと、共有先と、作る人・見る人のライセンスを新しく用意することがあります。
用意できなければ、機能の多さで選んでも、ダッシュボードを開いてもらえないことがあります。機能の比較表だけで決めず、社内の共有先とライセンスを先に確かめると、手戻りが減ります。
3つの決め手を、社内で確かめる質問にすると、たとえば次のようになります。
| 決め手 | 社内で確かめること |
|---|---|
| 会社の使用ツール | 社内ですでに使っているBIツールはどちらか |
| 会社の使用ツール | データのあるシステムや共有先とつながるか |
| 費用 | 作る人と見る人が何人いて、ライセンスにいくらかかるか |
| 費用 | 会社のMicrosoft 365の契約に、Power BI Proが含まれているか |
| 使える人がいるか | 社内にどちらかを使っている人がいるか |
ライセンスや契約のことは、社内でITやシステムを担当している部署に聞くと、分かることが多いです。
ダッシュボードの置き場所と共有のしかたは、次の記事で整理しています。
まとめ
TableauとPower BIで迷ったら、自分なら次の3つで決めます。
- 会社の使用ツール(ほかのシステムとの連携も含む)
- 費用
- 使える人がいるか
まずは、選び方の表の質問を、社内で確かめるところから始めると決めやすくなります。
個人的には、Tableauが好きです。初めてBIツールで勉強し始めたのがTableauで、資格もいくつか持っています。Tableauは「絵画」という意味を表しているところも好きです。
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参考(2026年10月確認)
Power BI の価格(Microsoft) https://www.microsoft.com/ja-jp/power-platform/products/power-bi/pricing
Tableau の価格(Tableau) https://www.tableau.com/pricing/cloud
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